見た目は同じようでも五月人形はさまざまな素材でつくられています。
項目別にどのような基準で選べばいいのかをご説明します。
「鍬形」(くわがた)について
鎧兜の印象を大きく左右する鍬形、その良し悪しで五月人形の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。
人形は顔が命 五月人形は鍬形が命です。
鍬形の素材には大きく別けて木製・金属製の二種類があります。
金属製では、アルミニューム製や真鍮(しんちゅう)製、純銅製がありますが、
原材料の値段の高さや加工に難しさから多くの作品で、アルミニューム製や真鍮製が採用されています。
ちなみに材料の値段だけを比較しても、銅製は真鍮の約3倍、アルミ製の約5倍の値段になります。しかしながら見比べた場合の差は以下の写真のように一目瞭然で、銅製が圧倒的な存在感と豪華さがあります。
その理由は、銅は柔らかい素材ですので、繊細な表現ができ、また色付けにおいても、複数の色を使用する事ができるため、奥深く重厚感がでるのです。


「彫金」(ちょうきん)について
「彫金」 世界に誇る技術の結晶
鎧・兜・屏風・台に多くの彫金細工を使用しております。
彫金の一番の違いは、何層色を重ねるかによって変わってきます。
層を重ねれば重ねるほど、重厚な色合いになり、美しさと奥行きのある色合いになるのです。
一般的には彫金は均一で描こうされることがほとんどですが、手作業で行うボカシ加工もおこなうことにより絵柄に高級感を出します。
彫金は、材料や加工への徹底したこだわりが、大きな違いとなって作品に現れやすい作業となります。
担当/ついき・うさみ


